各地の北海道遺産

札幌苗穂地区の工場・記念館群


札幌市

北海道初の工業団地は
今に続く「産業のまち」に

札幌市の創成川以東は、豊平川の伏流水や貨物輸送の利便性などによって明治期から「産業のまち」として栄え、今も福山醸造をはじめ、さまざまな工場や倉庫がひしめき、下町的な雰囲気を残している。苗穂駅近隣にある北海道鉄道技術館、サッポロビール博物館、酪農と乳の歴史館、千歳鶴酒ミュージアムは内容も充実し、北海道の産業史を知る上でも貴重な記念館群を形成している。

見学スポット

  • サッポロビール博物館

    所在地
    札幌市東区北7条東9丁目
    ガイド
    あり(要予約)
    イベント
    季節の催事に合わせたイベント、四季のビール教室
    お問合せ
    TEL 011-748-1876
    ホームページ
    サッポロビール
    http://www.sapporobeer.jp/brewery/s_museum/
  • 酪農と乳の歴史館

    所在地
    札幌市東区苗穂町6丁目1番1号
    ガイド
    あり(前日まで要予約・無料)
    イベント
    不定期で特別イベントを開催(オンライン見学等)
    お問合せ
    TEL 011-704-2329
    ホームページ
    http://www.meg-snow.com/fun/factory/sapporo.html

担い手からの地域情報や
おすすめポイント!

◆雪印メグミルク 酪農と乳の歴史館
北海道酪農とともに発展した乳製品製造。北海道製酪販売組合創業当初から昭和期を中心に乳製品製造機器の実物を見学することができます。 また、歴史フロアでは、北海道開拓以来、度重なる冷害・凶作に悩まされた農業を救う道は酪農こそにあると信じ、酪農の発展に尽力した先人たちの 想いを当時の史料に見出すとともに、戦中・戦後、昭和から平成へと会社の姿はかわりながらも、乳製品を中心に日本の食生活に貢献してきた、 北海道製酪販売組合から現在の雪印メグミルクまでの歴史を知ることができます。
◆福山醸造株式会社
明治時代から「モノづくりのまち」として栄え、現在も歴史を感じる風情ある建物が残っています。 大正7年から続く「赤レンガ造りの醤油蔵」は、今も現役。平成16年(2004年)に苗穂地区の工場・記念館群のひとつとして、《北海道遺産》に選定されました。 一世紀前から今日まで、恵みの水を活かし、同じ場所・建物、そして、ほぼ変わらぬ製法で醤油をつくり続けてきた、醤油蔵。 厳寒の時期がある札幌にあっても、外気の気温の変化を受けにくいレンガ造りの蔵だからこそ、安定して、美味しい醤油を醸造することができるのです。

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