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平取町アイヌ文化体験記 平取町アイヌ文化体験記

アイヌ伝統文化伝承とイオルを学ぶ旅

アイヌ伝統料理

1 このようなチセがいくつも並んでいる
2 囲炉裏を囲んで昼食

昼食をとるため別のチセに移動する。博物館の敷地内には大小いくつかのチセがあり、小さな村のような景色が広がっている。

チセ内に入ると伝統的な食材を使った料理が14種類が大皿に並んでいた。バイキング形式でおかわり自由!昔から伝わる調理法で作られた料理の中に現代的にアレンジされた料理も並ぶ。それぞれがお盆に好きなだけ料理を盛り、囲炉裏を囲んでいただいた。メニュー表が配られたあと、それぞれの料理について解説を受けた。

伝統的な食材がふんだんに使われた料理

食材は鹿肉、鮭、イクラをはじめ、山の恵みであるタラの芽、ギョウジャニンニク、フキやオオウバユリ、イナキビなどが使われている。 写真左側の皿にのった黒い団子は「ペネエモ」。ジャガイモをひと冬外で凍らせ、つぶして団子にしたもので、独特の風味がある。調理を担当した関根さんのおすすめで砂糖をまぶして食べた。その上にある黄色の団子は「ト゜レプシト」といい、オオウバユリの根をこして団子にしたもの。これは砂糖醤油をつけて食べた。写真右中間ほどにある団子はイナキビの団子。一口に団子と言っても様々な種類がある。メニューの中で特に人気だったのは「鹿汁」。鹿肉と野菜がたっぷり入った味噌仕立ての汁で、おかわりをする人が多かった。

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